【2026年】赤ちゃんが頭を強く打った!救急車を呼ぶ基準と様子を見るときの正しい対処法

「ちょっと目を離したすきに、ドン!という音がして…」
赤ちゃんを育てていると、こんな修羅場は1度や2度では済みません。ベッドから転落、ソファからゴロン、階段からズルズル…。頭を打ったあとに「どうすればいい?」と焦ったことがあるママは、きっと多いはず。
この記事では、赤ちゃんが頭を強く打ったときに確認すべき症状・救急車を呼ぶ基準・自宅で様子を見るときの注意点を、看護師監修のもとわかりやすくまとめました。ブックマークして、いざというときにすぐ開けるようにしておいてください。
赤ちゃんが頭を打った!まず確認する3つのこと
赤ちゃんが頭を打った直後、ママは誰でも頭が真っ白になります。でも、焦りながらも最初の数分で確認すべきことがあります。落ち着いて、次の3点を確認しましょう。
1. 意識はあるか
名前を呼んで目が合うか、泣いているか、体を動かそうとしているかを確認します。泣き声が出ているなら、それだけで「意識がある」証拠です。反対に、ぐったりして呼びかけに反応がない場合は即座に救急車を呼んでください。
2. けいれんしていないか
手足がピクピク・ガクガクしている、目が一点を見つめたまま動かない、体が硬直している、などの症状がある場合は脳への影響が疑われます。これもすぐ救急車です。
3. 嘔吐・耳鼻からの出血はないか
頭を打った直後の嘔吐は「痛みやびっくりによる迷走神経反応」で1回程度なら様子見でOKなこともあります。ただし、2回以上吐く・耳や鼻から血や透明な液体が出るときは要注意です。
長男が生後8ヶ月のとき、ベビーベッドの柵を下げたまま目を離してしまい、床に転落させてしまいました。大泣きしたあとすぐ泣き止んで機嫌よくしていたので様子を見ましたが、そのあとも普通に過ごせてホッとしました。でもそのときに「何を確認すればいいかわかってなかった」と気づいて、救急受診の目安を調べた経験があります。
— 3児のママ たか

救急車を呼ぶべき症状・危険なサインを知っておこう
「病院に行くべきか、様子を見ていいか」の判断は、ママにとって一番難しいところ。ここでは絶対に見逃してはいけない危険なサインをまとめます。次の症状がひとつでも当てはまる場合は、すぐ119番に電話してください。
特に「打った直後より状態が悪化している」ケースは要注意です。直後は元気でも、数時間後に頭蓋内で出血が広がってくることがあります。最初は泣いて元気だったとしても、その後どんどんぐったりしてきたら迷わず救急車を呼んでください。
また救急車を待つ間は、赤ちゃんの体を揺すったり、大声で叫んだりしないことが大切です。体を動かすと脳への影響が広がる可能性があります。赤ちゃんをそっと仰向けに寝かせて、呼吸を確認しながら待ちましょう。

娘が10ヶ月のとき、ソファから1mほど落ちてしまいました。大泣きしたあとすぐ泣き止んで普通にしていたので様子を見ましたが、夕方になって急に元気がなくなってきたんです。「なんかおかしい」という直感で夜間救急に連れて行きました。「ぐったりしてきたら迷わず病院へ」は本当です。
様子を見てOKなサインと、自宅での正しい対処法
上で挙げた危険なサインがひとつもなければ、ひとまず自宅で様子を見ることができます。「様子を見ていい」サインを正しく知っておくことも、過度な不安を減らすために大切です。
自宅で様子を見てよい目安:
頭を打った直後に大声で泣いて、5分以内に泣き止んだ。こぶ(皮下血腫)ができているが、へこみではない。名前を呼ぶと目が合い、いつも通りの反応がある。おっぱいやミルクをいつも通り飲もうとしている。手足を自分で動かしている。こうした状態なら、まず落ち着いて以下の対処をしましょう。
打った部位を冷やす:こぶや腫れがある場合は、タオルに包んだ保冷剤や冷たいタオルで15〜20分を目安に冷やします。直接氷を当てると低温やけどになるので注意。
安静にさせる:打撲した当日は激しく遊ばせず、できるだけ安静に過ごします。お風呂も当日は入浴を控えるか、シャワー程度にとどめましょう。血流が増えると腫れや内出血が広がりやすくなります。
ひとりで眠らせない:うっかり意識を失っていることを見逃さないよう、寝るときも30分〜1時間おきに様子を確認します。夜中の観察は大変ですが、打撲後24〜48時間は特に注意が必要です。
息子が7ヶ月のとき、バウンサーからひっくり返って頭を打ちました。大泣きしてすぐ泣き止み、ごきげんで過ごしていたので様子見にしましたが、その夜はちゃんと寝ているか心配で1時間おきに確認しました。今となっては過剰だったかもしれないけど、それくらいの慎重さでちょうどいいと思っています。
— 3児のママ たか

打撲後2〜3日間の観察ポイント|こんな変化は病院へ
頭部打撲は「最初は大丈夫でも、数日後に症状が出ることがある」のが怖いところです。特に乳幼児は自分で頭が痛いとか気持ちが悪いと言えないため、保護者がしっかり観察する必要があります。
打撲後2〜3日間は、次の点を毎日チェックしてください。
食欲・授乳:おっぱいやミルク・離乳食をいつも通りとれているか。急に飲まなくなった・食べなくなったは体調変化のサインです。
活気・機嫌:普段通りに遊ぼうとするか、目の輝きはいつも通りか。ぐったりしている・ぼーっとしている・いつもより泣き続けるなどは要注意。
嘔吐の有無:打撲後2〜3日経ってから急に吐くようになった場合は、頭蓋内圧が高まっているサインの可能性があります。すぐに受診してください。
睡眠の様子:打撲後に急に眠りすぎるようになった・逆に眠れなくなったなどの変化も、脳への影響を示すことがあります。
心配なときは「念のため受診」でOKです。小児科でも救急でも、「頭を打ったので診てほしい」と伝えれば対応してくれます。「大げさだったな」と思えるくらいのほうが、赤ちゃんにとっては安全です。
転落事故が多い場所ベスト3と事故防止の環境づくり
赤ちゃんの転落事故は、どんなに気をつけているママでも起こります。それは赤ちゃんの発達が急速で、「昨日はできなかったことが今日できている」ことが日常だから。「うちの子はまだ動けないから大丈夫」は一番危険な思い込みです。
転落事故が多い場所1位:ソファ
ソファは柔らかくて「落ちても大丈夫そう」に見えますが、高さが40〜50cmあり、赤ちゃんにとっては十分危険な高さです。寝返りを始めた頃から転落のリスクが一気に上がります。ソファに赤ちゃんを置いて目を離す習慣は、今すぐやめましょう。
転落事故が多い場所2位:ベビーベッド・ベッド
ベッドの柵の閉め忘れ・柵の高さが低い・大人用ベッドで一緒に寝ている場合に転落が起きます。ベビーベッドの柵は必ず最高位置に固定し、大人が使っている間は下げたまま目を離さないことが鉄則です。
転落事故が多い場所3位:大人の腕・抱っこ中
抱っこ中にバランスを崩して落としてしまうケースも少なくありません。特に疲労が蓄積した育児中は注意が散漫になりがち。抱っこひもや抱っこ紐を正しく使って、安全に過ごしましょう。
また洗濯機・ソファ背もたれ・テーブルの上など「ほんの少しの間だから」と置いてしまいがちな場所も危険地帯です。ツルツルした面や滑りやすい素材の上は、赤ちゃんがモゾモゾと動いただけで転落します。「ちょっとだから」が大事故のきっかけになることを、ぜひ覚えておいてください。
荷物を両手に持ったまま「すぐ置くだけ」と洗濯機の上に息子を乗せたら、目を離した瞬間に落ちてしまいました。幸い骨に異常はなかったけれど、あのときの「ゴン」という音は今でも忘れられません。「ほんの一瞬」が事故を生むということを、あの日から絶対に忘れないようにしています。
— 2児のママ ゆず

赤ちゃんの頭・脳の特徴|なぜ転落事故が危険なのか
赤ちゃんの頭は大人に比べて体全体に占める割合が非常に大きく、頭が重い分だけ「転落したときに頭から落ちる」リスクが高くなります。しかも頭蓋骨はまだ薄く柔らかく、脳を守る力が弱い状態です。
脳の周りには少量の脳脊髄液がクッションとして存在していますが、乳幼児は大人と比べてこの量が少なく、衝撃を吸収する能力が低いとされています。そのため、大人なら何でもない高さからの転落でも、赤ちゃんには深刻なダメージを与えることがあります。
特に注意が必要なのが硬膜下血腫(こうまくかけっしゅ)です。頭を打った直後は症状がなく、数時間〜数日後に頭蓋内の出血が広がって症状が現れることがあります。最初は元気でも油断できない理由がここにあります。
また「揺さぶられっ子症候群(SBS)」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。これは激しく揺さぶることで脳に出血が起きる状態で、転落の衝撃と同様に脳へのダメージを引き起こします。頭を打ったあとに慌てて赤ちゃんを揺さぶるのは絶対に避けてください。
病院に行くとき・救急に電話するときの伝え方
「頭を打ったかもしれないけど、どう伝えればいい?」という不安も多いと思います。病院や救急に連絡するときは、次の情報をまとめて伝えると対応がスムーズです。
伝えること1:いつ・どこで・どんな状況で打ったか
「30分前に、ソファ(高さ約40cm)から床(フローリング)に転落しました」のように、場所・高さ・地面の硬さを具体的に。
伝えること2:どこを打ったか
前頭部・後頭部・側頭部など打った場所。どこに腫れやこぶがあるかも伝えましょう。
伝えること3:打った後の様子
「打った直後に大泣きして、5分後には泣き止んだ。今は機嫌よくしている」「直後から反応がなく、ぐったりしている」など、時系列で。
伝えること4:嘔吐・けいれんの有無
何回嘔吐したか、けいれんの様子(何秒続いたか、体全体か一部かなど)も記録しておくと診断の参考になります。
救急に電話するかどうか迷ったときは、「#7119(救急安心センター)」に電話すると、看護師や医師が症状を聞いて受診の必要性を判断してくれます(対応エリアあり)。「過剰かな」と思っても遠慮なく使ってください。
赤ちゃんの成長と安全対策|月齢別の注意ポイント
赤ちゃんの転落リスクは月齢によって変わります。それぞれの時期に合った安全対策を知っておくことで、事故を予防しやすくなります。
0〜3ヶ月:おくるみ・ねんねの時期
この時期は自分では動けませんが、「動かないから大丈夫」と過信しないことが大切。大人用ベッドに寝かせる・ソファに放置するなどはNG。必ず柵つきのベビーベッドを使いましょう。




4〜6ヶ月:寝返りが始まる時期
この時期が最も油断しやすい危険な時期です。「まだ寝返りはしないはず」と思っていたら突然できていた!というのはよくある話。ソファや高い場所には絶対に置かないようにしましょう。



7〜10ヶ月:おすわり・はいはいの時期
行動範囲が一気に広がります。ベビーゲートを設置して階段への侵入を防ぐ、テーブルの角にコーナーガードをつけるなど、家全体の安全対策を見直しましょう。




11ヶ月〜:つかまり立ち・歩き始めの時期
転ぶことが日常になりますが、後頭部から転倒することが増えます。フローリングには厚めのジョイントマットを敷く、家具の配置を見直すなどの工夫が有効です。


赤ちゃんの成長については赤ちゃん絵本ランキング2026年版でも月齢に合った知育絵本を紹介しています。読み聞かせで発達を促しながら、ぜひ参考にしてみてください。
よくある質問|赤ちゃんが頭を打ったときのQ&A
Q. 頭を打ったあとにこぶができました。これは大丈夫ですか?
Q. 頭を打った直後は泣いたのに、その後眠ってしまいました。起こすべきですか?
Q. 頭を打ってから1時間後に1回だけ吐きました。病院に行くべきですか?
Q. 後頭部を打ちました。前頭部より危険ですか?
Q. 頭を打った後のお風呂はいつからOKですか?
Q. CTやレントゲンは赤ちゃんに悪影響がありますか?
まとめ|赤ちゃんが頭を打ったときに大切な5つのこと
赤ちゃんを育てていると、どんなに気をつけていても予防しきれない事故はあります。「あのとき気をつけていれば」と自分を責めすぎないでください。大切なのは事故が起きたときに正しく対処できること。この記事がいざというときのお守りになれば嬉しいです。
また、育児中の不安な気持ちをひとりで抱え込まないために、育児マップや赤ちゃん絵本ランキング2026年版もぜひ参考にしてみてください。
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※この記事は一般的な情報をもとに作成しています。実際の体調や診断については、医師または専門機関にご相談ください。
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