【離乳食レッスン1】はじめての離乳食ガイド|開始時期・進め方・ママの不安に寄り添うスタート講座

「そろそろ離乳食…って、何から始めればいいの?」
育児書やネットの情報が多すぎて混乱する中、 自分の赤ちゃんにとって“ちょうどいい”スタートが分からないというママも多いはず。
この記事では、離乳食の開始時期、最初の一口、進め方のスケジュール、 よくある悩みとその対策、実体験の失敗談まで丁寧にまとめました。
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離乳食はいつから始める?|開始の目安と5つのサイン
厚生労働省のガイドラインでは「生後5〜6ヶ月頃」が離乳食スタートの目安とされていますが、
大切なのは月齢だけでなく“赤ちゃん自身の準備ができているかどうか”。
以下のようなサインが揃ってきたら、離乳食の始めどきかもしれません:
- 首がすわっている
- 支えれば座れる
- 大人が食べているのをじっと見ている
- よだれが増えてきた
- スプーンを口に入れても舌で押し出さない
月齢にとらわれすぎず、「この子のタイミング」で始めてあげましょう。
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最初の一口はこれ|10倍がゆの作り方と進め方
はじめての離乳食には、「10倍がゆ(おかゆを10倍の水で煮たもの)」が定番です。
基本の作り方:
- 米:水=1:10で鍋に入れる
- 弱火でじっくり30分以上煮る
- ブレンダーまたはすりつぶし器でペースト状にする
- 最初は小さじ1からスタート
「冷凍ストックOK」「製氷皿でキューブ保存」などのテクニックもありますが、
最初のうちはできるだけ“毎回作る”方が安心。
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離乳食初期(ゴックン期)のスケジュール例|1週目〜3週目
週 | 量 | 食材 | 回数 |
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1週目 | 小さじ1〜3 | 10倍がゆのみ | 1日1回 |
2週目 | 小さじ3〜5 | おかゆ+野菜(にんじん・かぼちゃなど) | 1日1回 |
3週目 | 小さじ5〜7 | 上記+豆腐・白身魚(加熱済) | 1日1回 |
赤ちゃんの様子を見ながら、1食ずつ、1さじずつ増やしていくイメージでOK。
アレルギーが心配な食材は、平日の午前中に試すのが安心です。
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よくある悩みQ&A|食べない/吐く/アレルギーが心配
Q. 離乳食を全然食べてくれません…
最初は「食べる練習」なので、食べなくてもOK。
嫌がるなら無理にあげず、1〜2日お休みしても大丈夫です。
Q. 毎回すぐ吐いてしまいます
まだ「飲み込む」動きに慣れていない可能性があります。
スプーンはごく浅めに、ほんの少しだけ。姿勢も少し立て気味にしてみてください。
Q. アレルギーが心配です…
卵・小麦・乳製品などは、少量ずつ・加熱して・午前中に。
心配なら、医師に相談してから始めても遅くありません。
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離乳食を始める前に揃えておきたいアイテム
- 離乳食用スプーン(やわらかめの素材)
- ベビー用エプロン
- すり鉢 or ハンドブレンダー
- 製氷皿(冷凍保存用)
- フリージング用保存容器
道具は100均でもOK!大切なのは「赤ちゃんの様子をよく見ること」です。
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実体験:わが家の離乳食デビュー失敗談と工夫
わが家の長男のときは、最初の一口でべーっと全部出されて大ショック…!
「こんなに手間かけたのに…」と、落ち込んだのを覚えています。
でも、実際は「そういうもの」。
- スプーンに慣れるだけで1週間かかった
- ご機嫌タイムを見つけるのに試行錯誤
- 冷凍しても食べない日がある(大人だって気分ある)
「うまくいかない前提で」「頑張りすぎないで」
少しずつ慣れる気持ちで進めれば、ちゃんと食べるようになっていきます。
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医師・栄養士のアドバイスまとめ
離乳食は”食べる”練習というより、”経験する”期間です。量より「楽しく味わう」ことを大事にしてあげてください。
─ 小児科医・助産師など現場の声より
「量が足りてるか」「正しいスケジュールか」と気にしすぎるより、
「今日はこれが食べられたね」という“小さな達成感”を一緒に楽しめると理想です。
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まとめ|ゆっくり、笑って始めよう
はじめての離乳食は、ママにとっても“はじめての挑戦”。
焦らず、比べず、赤ちゃんのペースに合わせて、
「食べるって楽しい」を少しずつ感じられるようにしていきましょう。
次のステップでは、野菜・たんぱく質・鉄分などにも少しずつチャレンジ。
まずはここから、ゆっくり楽しく、離乳食の旅を始めていきましょう!
