妊娠中から始めるおっぱいマッサージ|母乳が出やすくなる正しいケア方法

「赤ちゃんに母乳をあげられるかな…」「授乳がうまくいくか心配…」そんな不安を感じている妊婦さんも多いはず。
実は、妊娠中から少しずつおっぱいのお手入れを始めておくことで、産後の授乳がスムーズになりやすいんです。
この記事では、妊娠中からできるおっぱいマッサージの方法と注意点について、はじめての人にもわかりやすく解説します。
なぜ妊娠中から乳首のお手入れが必要なの?
赤ちゃんが生まれてすぐに母乳をあげるためには、乳首が吸いやすい形になっていること、そして乳管がしっかり開いていることが大切です。
特に、陥没乳頭や扁平乳頭の人は、吸いにくさから赤ちゃんが上手に飲めないことも。早めに準備を始めることで、授乳トラブルを防ぎやすくなります。
おっぱいマッサージはいつから始めていいの?
一般的には妊娠6ヶ月(20週頃)から、体調に問題がなければスタート可能とされています。
ただし、以下の人は絶対に自己判断で始めないでください。
- 流産・早産の経験がある方
- 切迫早産・逆子・妊娠高血圧症などの診断を受けている方
- お腹が張りやすい方
必ず主治医や助産師さんに確認してから行いましょう。
妊娠中にできるおっぱいマッサージの方法
以下はお風呂上りなど、リラックスしている時間帯に行うのがおすすめです。
- 清潔な手で、左右の乳房をやさしく円を描くようにマッサージ
- 乳首周り(乳輪部)を指で軽くほぐすように押す
- 乳首を軽く持ち上げるようにしながら、左右・上下に優しく引っ張る
- 乳首の先を少し絞るようにして、乳管を開く
※強く揉んだり、痛みが出るような刺激はNG。あくまで「やさしく・気持ち良い」と感じる程度に留めましょう。
母乳が出るようになるの?
この時点で母乳がたくさん出る必要はありません。
大切なのは乳管が開いて、母乳の通り道ができていること。この準備が整っていれば、赤ちゃんが吸う刺激で自然と母乳が分泌されやすくなります。
やりすぎは危険?注意点まとめ
- 張りや痛みがある日は中止する
- 強くひっぱらない・ねじらない
- 安定期であっても、必ず体調を優先
マッサージをしてお腹が張ってくる、出血がある、気分が悪いといった症状があればすぐに中止し、病院へ相談しましょう。
困ったときは助産師さんへ相談を
乳首の形やマッサージ方法に不安がある場合は、妊婦健診時や産院の助産師さんに相談してみましょう。
実際に触ってもらいながらケア方法を教えてもらえると安心です。
母乳育児の味方!おすすめの搾乳機とは?
母乳育児をしているママの中には、「赤ちゃんが飲み残した母乳が張って痛い…」「外出先で授乳できないときのために搾っておきたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんなときに活躍してくれるのが搾乳機(さくにゅうき)です。
搾乳機があると、次のようなシーンで役立ちます:
- 母乳が張ってつらいときに楽に搾乳できる
- パパや家族にミルクを任せられる
- 外出や仕事復帰に備えて母乳ストックができる
最近では、電動タイプ・手動タイプなど種類も豊富で、肌あたりがやさしいモデルや持ち運びしやすい小型タイプも登場しています。
育児の負担を少しでも軽くするためにも、自分に合った搾乳機を一つ持っておくのはとてもおすすめです。
使い方や選び方に不安がある方は、助産師さんや産院でも相談できますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ|準備をすれば授乳はもっと楽になる
妊娠中からのおっぱいケアは、赤ちゃんとのスムーズな母乳育児の第一歩。
無理なく、自分の体と相談しながら、できる範囲で始めてみましょう。
赤ちゃんとママの授乳タイムが、少しでも快適になりますように。