赤ちゃん11ヶ月の成長記録|できること・生活リズム・心と体の変化

赤ちゃんが11ヶ月になると、いよいよ1歳目前!成長のスピードがぐんとアップし、つかまり立ちから伝い歩き、時には一歩踏み出す赤ちゃんもいます。言葉や感情の発達も進み、ママやパパとのやり取りがますます楽しくなる時期ですね。
今回は、11ヶ月の赤ちゃんの発達の目安、できること・食事・睡眠・生活の変化などをわかりやすくまとめました。ママパパが感じやすい悩みや育児のポイント、成長を見守る上でのアドバイスもご紹介します。
11ヶ月の赤ちゃん|体と心の成長の特徴
- 体重・身長の目安:男の子は8.6〜11.2kg、女の子は7.9〜10.5kgほど
- 身長:男の子は70.7〜78.5cm、女の子は68.9〜76.8cmほど
- 運動発達:伝い歩き、1〜2歩の歩行が見られることも
- 言葉の理解:「ママ」「パパ」などの単語を聞き分けられる
- 感情の表現:怒る・笑う・拗ねるなど、感情が豊かに
赤ちゃんによって個人差が大きく、「まだ歩かない…」と焦る必要はありません。11ヶ月は、「立つ」「歩く」などの運動機能が急速に発達し始める時期ですが、精神的な面も同じように成長しています。
できること|11ヶ月の赤ちゃんの行動と反応
この頃の赤ちゃんができることには、以下のような特徴があります。
- 物を持ち替えたり、叩いて音を出して遊ぶ
- ママの真似をする(バイバイ・パチパチなど)
- お気に入りの絵本を自分でめくる
- 呼ばれると振り向く・手を挙げる
- 自分の名前を認識する
赤ちゃんが「わざと落とす」「繰り返し同じことをする」などの行動もよく見られます。これは「原因と結果」を理解し始めた証拠で、知的発達のひとつです。
11ヶ月の食事|1日3回食に移行完了
離乳食は1日3回が基本となり、食事の内容も大人に近づいてきます。手づかみ食べを始める子も多く、食への興味が深まる時期です。
- 食事回数:1日3回+おやつ1~2回
- 母乳・ミルク:栄養補助として継続(寝る前など)
- 味付け:薄味を継続、大人と同じ食事はまだ控える
- 注意点:誤嚥・アレルギー・濃い味付け・かたい食材
手づかみ食べを通して、赤ちゃんは自分で食べる意欲や手先の器用さを養っていきます。汚れるのが気になる時期ですが、成長の大事な一歩として見守りましょう。
生活リズムと睡眠時間|安定してくるが個人差も
11ヶ月の赤ちゃんは、生活リズムがかなり安定してくる時期です。夜間はまとまって寝られるようになり、昼寝も1〜2回に落ち着くことが多くなります。
- 1日の睡眠時間の目安:合計12〜14時間程度
- 昼寝:午前・午後に1回ずつ(または1回にまとまる子も)
- 就寝時間:19時〜21時が目安
夜泣きが落ち着く子もいれば、歯の生え始めや分離不安によって再び夜泣きが出ることもあります。安心できる環境づくりと、ママの心のゆとりも大切です。
人見知り・後追い|精神面での成長サイン
11ヶ月頃は、精神的な発達も著しい時期です。
- 人見知りが激しくなる
- 後追いがピークに
- お気に入りの人・物がはっきりしてくる
ママがトイレに行くだけで大泣きしたり、常にそばにいようとする赤ちゃんもいますが、これは「愛着形成」の健全な証。赤ちゃんの心が育っているサインとして、できるだけ抱っこや声かけで安心させてあげましょう。
この時期に気をつけたいこと
動きが活発になる分、注意したいのが事故・けが・誤飲です。
- 歩き始め・登ろうとする行動が増える
- 小さな物をつまんで口に入れる
- 扉・引き出しなどを開けて遊ぶ
家具の角にガードをつけたり、誤飲しそうな物を手の届かない場所に置くなど、家庭内の安全対策をしっかりと行いましょう。
ママ・パパの悩みも増える頃…
赤ちゃんの成長はうれしい一方で、「毎日ヘトヘト…」「少し離れるだけで大泣き」「ごはんを食べない」などの悩みが出やすい時期でもあります。
そんな時は、ひとりで抱え込まず、パートナーや周囲に頼ることが大切です。成長スピードには個人差があるので、他の子と比べすぎないようにしましょう。
まとめ|1歳まであと少し、赤ちゃんとの今を楽しもう
11ヶ月の赤ちゃんは、心も体も大きく成長しています。言葉や感情、運動機能の発達が進み、赤ちゃんとのやり取りがどんどん楽しくなる時期です。
一歩一歩成長していく赤ちゃんの姿を、ママパパのペースで見守っていけると素敵ですね。
赤ちゃんの成長シリーズ(月別まとめ)
