記事内に商品プロモーションを含む場合があります
「赤ちゃんのおでこがいつもより熱い…」「体温計で測ったら38度あった。どうすればいい?」
赤ちゃんが初めて熱を出したとき、親は誰でもパニックになります。「すぐ病院に行くべき?」「夜中だけど救急に行った方がいい?」「解熱剤は使っていいの?」——次から次へと不安が押し寄せますよね。
3人の子育てを経験した私も、1人目の発熱のときは夜中に泣きながら救急病院に電話しました。でも正しい知識があれば、落ち着いて対処できます。この記事では、看護師のようと一緒に「赤ちゃんの発熱」について、受診の目安・自宅でのケア・やってはいけないことまで、わかりやすくまとめました。
この記事でわかること
- 赤ちゃんの発熱の基準と月齢別の考え方
- すぐ病院に行くべき「危険なサイン」チェックリスト
- 自宅でできる発熱時のケア・やってはいけないこと
- 解熱剤の正しい使い方・使うタイミング
- 夜間・休日の受診判断のコツ
赤ちゃんの発熱の基準とは?何度から「熱がある」と判断する?
大人と赤ちゃんでは、体温の基準が異なります。赤ちゃんの平熱は大人より高めで、36.5〜37.5度が正常範囲とされています。37.5度を超えると「微熱」、38.0度以上になると「発熱」と判断するのが一般的です。
赤ちゃんの体温の目安
| 体温 | 状態 | 対応の目安 |
|---|
| 〜37.4度 | 平熱〜正常範囲 | 様子見でOK |
| 37.5〜37.9度 | 微熱 | 水分補給・安静・様子観察 |
| 38.0〜38.9度 | 発熱 | 月齢・症状で受診を判断 |
| 39.0度以上 | 高熱 | 早めに受診を検討 |
※ 脇の下で測る場合の目安。耳・額・肛門での測定値は若干異なります。
ただし、体温の数値だけで判断しないことが大切です。「熱が高くても元気で飲めている」と「38度でぐったりしている」では対応がまったく変わります。数字と全身の状態を合わせて判断しましょう。
赤ちゃんの体温は1日の中でも変動します。朝より夕方の方が高くなりやすく、また泣いた直後や授乳直後は体温が上がることも。測るタイミングに気をつけて、「いつもの平熱」を日頃から把握しておくことが大切ですよ。
【月齢別】発熱したらすぐ病院へ行くべき?判断の基準
発熱時の受診判断で最も重要なのが「月齢」です。特に生後3ヶ月未満の赤ちゃんの発熱は、迷わずすぐに受診してください。免疫機能が未熟なため、重篤な感染症(細菌性髄膜炎・敗血症など)が隠れているリスクがあります。
月齢別・発熱時の受診目安
生後3ヶ月未満38度以上 → 即受診
時間帯に関わらず、夜間でも救急へ。「元気そうだから」と様子を見るのはNG。この月齢の発熱は必ず医師に診てもらってください。
生後3〜6ヶ月38度以上 → 翌朝受診を基本に
元気・水分が摂れているなら翌朝の受診でOK。ただし危険サインがある場合は夜間でも受診を。
生後6ヶ月〜1歳38.5度以上が目安・症状で判断
元気があり水分・母乳・ミルクが飲めている場合は翌日受診でよいことが多い。ぐったり・食欲ゼロ・高熱が3日以上続く場合は受診を。
1歳以上39度以上・様子で判断
免疫機能がついてきます。熱が高くても食欲・水分補給・笑顔があれば、翌日の一般受診で多くは問題なし。ただし熱性けいれん経験児は早めに相談を。
今すぐ救急へ!絶対に見逃してはいけない「危険なサイン」
月齢・熱の高さに関わらず、以下のサインがひとつでもある場合は迷わず救急へ行ってください。深夜・休日でも関係ありません。
救急受診が必要な危険サイン
!けいれん(熱性けいれん)が起きた・または止まらない
5分以上続く・左右非対称・繰り返す場合は特に緊急
!意識がおかしい・呼びかけに反応しない・ぐったりしている
!呼吸が速い・苦しそう・鼻翼(小鼻)がピクピクする
!顔色が青白い・唇・爪が紫色(チアノーゼ)になっている
!首が硬い・後ろにそる・激しい頭痛を訴える(髄膜炎の疑い)
!発疹と高熱が同時に出ている(川崎病・感染症の疑い)
迷ったときは「#8000」に電話小児救急電話相談(#8000)は全国どこからでも夜間に小児科医・看護師に相談できます。「救急に行くべきか」の判断を一緒にしてもらえるので、ぜひ活用してください。
「#8000」は本当に使ってほしい番号です。「こんなことで電話していいの?」と遠慮する必要はゼロ。看護師や医師が丁寧に状況を聞いて、自宅で様子を見るべきか受診すべきかを一緒に判断してくれます。深夜でもつながりますよ。
発熱時に自宅でできるケア|正しい対処法と水分補給のコツ
「すぐに病院に行くほどではない」と判断したとき、自宅でできるケアを正しく知っておくことが大切です。発熱中の赤ちゃんにとって最優先は「水分補給」と「安静」です。
発熱時の自宅ケア ポイント
水分補給を最優先する
発熱中は体から水分が失われます。母乳・ミルク・イオン飲料(赤ちゃん用)を少量ずつこまめに与えましょう。一度に大量に飲ませると嘔吐することがあるので、スプーン1さじずつでもOKです。水分が摂れているかどうかが、自宅ケアの継続判断の最大のポイントです。
着せすぎない・室温を整える
「汗をかかせて熱を下げる」という昔の考え方は間違いです。着せすぎると体温がさらに上がります。室温は25〜26度程度に保ち、薄着で過ごしましょう。ただし、寒がってブルブルしているときは1枚足してあげてください。
冷やすなら「首・脇・脚の付け根」
冷却シートは額に貼っても熱は下がりませんが、赤ちゃんを気持ちよくさせる効果はあります。熱を下げたい場合は、血管が太く通っている首の後ろ・脇の下・脚の付け根(鼠径部)を保冷剤や冷たいタオルで冷やすと効果的です。
入浴はどうする?
38度以下で元気がある場合は、短時間のぬるめのお風呂はOKです。38度以上または元気がない場合は、濡れたタオルで体を拭くだけにしましょう。湯冷めには注意してください。
食事は無理に食べさせない
食欲がないのは体が回復に集中しているサインです。食べられるなら消化のよいもの(おかゆ・うどんなど)を少量でOK。水分さえ摂れていれば、1〜2日食べなくても問題ありません。
うちの子が初めて39度の熱を出したとき、焦って厚着させてしまいました(笑)。後で小児科の先生に「着せすぎはNG!」と言われて反省。それ以来「熱が出たら薄着・水分・首を冷やす」を合言葉にしています。
解熱剤はいつ使う?正しい使い方と注意点
「熱があるから解熱剤を使う」は必ずしも正解ではありません。解熱剤はあくまで「つらさを和らげるもの」であり、病気を治すものではありません。正しいタイミングと使い方を知っておきましょう。
解熱剤の正しい使い方
使う目安38.5度以上で、ぐずる・眠れない・つらそうにしているときが一般的な使用タイミングです。熱が高くても機嫌よく遊んでいるなら使わなくてOKです。
使用間隔小児用アセトアミノフェン(カロナールなど)は6〜8時間以上あけて使用します。1日3回を超えないようにしましょう。
NGな薬子どもにイブプロフェン(大人用の解熱鎮痛剤)・アスピリンは使用禁止です。市販の総合感冒薬は1歳未満には使用しないでください。必ず小児科で処方された薬を使いましょう。
注意点解熱剤で熱が下がっても、病気が治ったわけではありません。熱が下がって元気になっても、翌日は受診して原因を確認することをおすすめします。
「熱が出たらすぐ解熱剤」と思っているママが多いですが、発熱は体が病原体と戦っているサインでもあります。38.5度以下で元気があれば、解熱剤なしで水分補給と安静だけで回復することも多いですよ。焦らず全身の様子を見てあげてください。
発熱の原因になる主な病気|症状で見分けるポイント
赤ちゃんの発熱には必ず原因があります。発熱以外の症状(咳・鼻水・発疹・下痢など)を組み合わせて観察することで、ある程度原因を絞り込むことができます。受診時に医師に伝えると診断の助けになります。
発熱を伴う主な病気と症状の特徴
突発性発疹(突発)
生後6ヶ月〜2歳に多い。38〜40度の高熱が3〜4日続いた後、熱が下がると同時に全身に赤いブツブツが出ます。熱の割に元気がよく、ブツブツが出てから初めて診断されることも。初めての発熱の多くが突発性発疹です。
風邪(上気道炎・ウイルス性感染症)
発熱+鼻水・咳・のどの痛みが主な症状。多くは1週間以内に自然回復します。ウイルス性のため抗生剤は効かず、対症療法が中心です。
RSウイルス感染症
秋〜冬に流行。鼻水・咳から始まり、乳幼児では気管支炎・肺炎に進行することも。生後6ヶ月未満の赤ちゃんは重症化リスクが高いため、早めに小児科へ。
溶連菌感染症
のどの痛み・高熱・イチゴ舌・首のリンパ節の腫れが特徴。抗生剤での治療が必要で、きちんと飲み切らないと再発・合併症のリスクがあります。
川崎病
5日以上続く高熱+目の充血+唇の赤み・ひび割れ+手足の腫れ+発疹が同時に出たら川崎病の疑いがあります。心臓の冠動脈に影響するため、早期入院・治療が必要です。迷わず受診を。
赤ちゃん0ヶ月の成長・体調管理のポイントを詳しく読む
夜間・休日の発熱|救急に行くか朝まで待つか判断するコツ
「深夜に熱が上がってきた…朝まで待って大丈夫?」この判断に迷うママ・パパはとても多いです。基本的な考え方は「熱の数字より全身の状態を見る」ことです。
夜間・休日の受診判断フロー
今すぐ救急へ(危険サインあり)
生後3ヶ月未満の38度以上 / けいれん / ぐったりして反応が鈍い / 呼吸が苦しそう / 顔色が悪い / おしっこが6時間出ていない
まず#8000に電話(迷ったとき)
危険サインはないが不安 / 熱が急に上がってきた / 普段と様子が違う気がする
朝まで様子を見てOK
生後6ヶ月以上 / 危険サインなし / 水分が摂れている / 眠れている / 熱は高くても機嫌がよい
私は以前、39度出て「絶対救急!」と飛び出したら、待合室で子どもが「おなかすいたー!」と元気に騒ぎ出して恥ずかしかったです(笑)。熱の数字より「ぐったりしているかどうか」を見ることが大事だって身をもって学びました!
夜泣きがひどいときの対処法・夜間の赤ちゃんケアについて読む
発熱時にやってはいけないNG行動
よかれと思ってやってしまいがちな行動が、実は赤ちゃんにとって逆効果になることがあります。以下のNG行動は今すぐやめましょう。
発熱時のNG行動 6つ
NG 1厚着・毛布でぐるぐる巻きにする——体温がさらに上がり危険。薄着で過ごすのが正解
NG 2大人用の解熱剤・市販の総合感冒薬を与える——子どもに安全な成分・用量は別。必ず小児科処方のものを
NG 3熱が出たらすぐ抗生剤を使う——ウイルス性の発熱には抗生剤は効かない。自己判断での服用は厳禁
NG 4水分を与えない——脱水を防ぐため少量ずつでも水分は必ず補給する
NG 5アイスノンで頭全体を冷やし続ける——低温やけどの危険がある。布などに包んで当てる、または首・脇・鼠径部を短時間冷やす
NG 6「熱が下がったから完治」と判断して外出する——解熱剤で下がっても病気は続いている。翌日は安静にして医師の判断をあおぐ
赤ちゃんの発熱に関するよくある質問
Q. 熱が出たとき、病院は何科に行けばいい?
基本は小児科です。かかりつけの小児科が開いている時間であれば必ずそちらへ。夜間・休日は小児科対応の救急病院か、地域の夜間急病センターへ。迷ったら「#8000」(小児救急電話相談)に電話して相談しましょう。
Q. 熱性けいれんが起きたら、どうすればいいですか?
まず慌てずに以下を行ってください。①赤ちゃんを平らな場所に横向きに寝かせる(嘔吐物での窒息を防ぐ)②口の中に指や物を入れない③けいれんの持続時間を計る④5分以上続く・繰り返す・左右非対称の場合は救急へ。短時間で止まれば落ち着いてから小児科へ。熱性けいれん後のフォローアップも重要です。
Q. 発熱中に授乳・ミルクは続けていいですか?
はい、続けてください。母乳・ミルクは水分補給と栄養補給を同時にできます。ただし一度に大量に飲ませると嘔吐することがあるので、少量ずつ頻回に与えましょう。嫌がる場合は経口補水液(赤ちゃん用)を活用してください。
Q. 発熱が何日続いたら病院に行くべきですか?
一般的に発熱が3日以上続く場合は受診を強くおすすめします。また、熱が一度下がってから再び上がる「二峰性発熱」も注意が必要です。インフルエンザでは38〜39度が5日程度続くことがありますが、それ以上続く場合や症状が悪化する場合は再受診してください。
Q. 予防接種の後に熱が出ました。大丈夫ですか?
ワクチン接種後24〜48時間以内の微熱は、免疫が作られているサインで通常の反応です。38.5度以下で元気があれば様子を見てOKです。ただし39度以上の高熱・ぐったり・接種部位の強い腫れが続く場合は接種を受けた医療機関に連絡してください。
Q. 発熱しているのに手足が冷たい。これは大丈夫?
これは「発熱の初期段階」でよく見られます。体が熱を上げようとして皮膚の血管を収縮させるため、手足が冷たくなります。この段階では寒がっているため1枚足して温めてあげてください。その後、手足が温かくなってきたら体温のピークが過ぎたサインで、薄着に戻してOKです。
授乳中の体調管理・母乳育児のトラブルについて読む
まとめ:発熱は「体が戦っているサイン」。正しい知識で冷静に対処を
赤ちゃんの発熱は怖いですが、発熱は体が病原体と戦っている証拠でもあります。大切なのは熱の数字だけで判断するのではなく、全身の様子・水分が摂れているか・意識はしっかりしているかを合わせて見ることです。
3人育ててわかったのは、「発熱したら親が落ち着くこと」が一番大事だということ。パニックになると赤ちゃんも不安になります。この記事を保存しておいて、いざというときに見返してもらえると嬉しいです。
この記事のまとめ
・赤ちゃんの発熱基準は38度以上。生後3ヶ月未満は即受診
・熱の数字より「ぐったり・水分が摂れない・呼吸が苦しそう」が重要サイン
・自宅ケアは「水分補給・薄着・首と脇を冷やす」が基本
・解熱剤は38.5度以上でつらそうなときに。大人用はNG
・夜間迷ったら「#8000」(小児救急電話相談)に電話する
・3日以上続く発熱・川崎病のサインは早めに受診を
この記事を書いた人

よう
看護師歴10年以上・医療情報担当
看護師として10年以上、現場で積み重ねた知識をもとに、医療情報をわかりやすくお伝えします。
※この記事は一般的な情報をもとに作成しています。実際の症状・体調については、必ず医師または専門機関にご相談ください。
7~9ヶ月の赤ちゃんにおすすめグッズ
ハイハイ・つかまり立ちが始まる時期。安全対策グッズや外遊びアイテムを揃えましょう。
関連記事
ABOUT ME
私自身が第一子を授かるまでに妊活に悩み、不安な妊娠初期を乗り越えて、現在は3児の育児に奮闘中です。
運営者のゆたぽんは、
医療事務や、難関の
医薬品登録販売者、調剤事務の資格を保持しています。ママとしての実体験だけでなく、医療や薬の基礎知識に基づいた「安心できる情報」をお届けすることを大切にしています。
頑張っているママが「少し前向きになれた」と思えるような、信頼感のあるサイトを目指しています。