記事内に商品プロモーションを含む場合があります
「育休に入ったけど、給付金の申請って何をすればいいの?」「会社任せでいいの?自分でも何か手続きが必要?」
育児休業給付金は育休中の生活を支える大切なお金ですが、申請を忘れたり、書類に不備があったりすると受け取れなくなるリスクがあります。「気づいたら期限が過ぎていた」という失敗をしないよう、この記事でしっかり把握しておきましょう。
3人の育休を経験した私が、2026年最新の制度にもとづいて、申請の流れ・必要書類・金額の計算・よくある失敗まで、ママ目線でわかりやすくまとめました。
この記事でわかること
- 育児休業給付金とは何か・出産手当金との違い
- もらえる条件(雇用保険・勤務実績の要件)
- 2026年の支給額・計算方法と月給別シミュレーション
- 初回・2回目以降の申請の流れと必要書類
- 延長申請・パパ育休・よくある失敗と対処法
育児休業給付金とは?出産手当金との違いをざっくり整理
育児休業給付金とは、育児休業を取得している間、雇用保険から支給されるお金です。産休中にもらえる「出産手当金(健康保険)」とは別の制度で、育休に入った翌日から受け取れます。
出産手当金 vs 育児休業給付金 かんたん比較
| 項目 | 出産手当金 | 育児休業給付金 |
|---|
| 対象期間 | 産前42日〜産後56日 | 産後57日目〜子が1歳まで |
| 財源 | 健康保険 | 雇用保険 |
| 支給額 | 給与の約2/3 | 最初の180日:給与の約67% 181日目以降:約50% |
| 申請先 | 健康保険(協会けんぽ等) | ハローワーク(会社経由) |
| 対象者 | 社会保険加入の女性 | 雇用保険加入者(男女問わず) |
※両方の給付金は順番に受け取れます(同時受給は不可)。申請は別々に必要です。
出産手当金の金額・計算方法・申請手順を詳しく読む
育児休業給付金をもらえる条件|2つの要件を確認しよう
育児休業給付金は雇用保険の制度です。雇用保険に加入していることが大前提で、さらに勤務実績の要件を満たす必要があります。
育児休業給付金をもらえる条件
1雇用保険の被保険者であること正社員・契約社員・パート・アルバイトを問わず、雇用保険に加入していればOK。自営業・フリーランスは対象外です。
2育休開始前2年間に「11日以上働いた月」が12ヶ月以上あること育休開始日からさかのぼって2年間に、賃金支払基礎日数が11日以上(または就業時間80時間以上)ある月が12ヶ月以上あれば対象です。
例外:病気・けが・産休・育休などやむを得ない事情で働けなかった期間がある場合は、最大4年前まで遡って計算できる場合があります。詳しくはハローワークまたは会社の担当者に確認を。
育児休業給付金がもらえない主なケース
×勤務実績が12ヶ月未満(転職直後・就職したばかり)
×育休中に職場復帰して給与を受け取り一定以上働いている
×有期契約で「1歳6ヶ月までに契約終了が決まっている」場合
パートでも雇用保険に入っていればもらえるの?最近やっと社会保険に加入したんだけど…
パートでも雇用保険に加入していればもらえますよ!ただし育休開始前2年間に11日以上働いた月が12ヶ月必要なので、加入してすぐ育休に入った場合は要件を満たせないことも。不安なら育休前に会社の担当者に確認しておくのが一番です。
【2026年最新】育児休業給付金の支給額・計算方法
育児休業給付金の支給額は育休開始前6ヶ月間の給与をもとに計算され、育休開始から180日目を境に給付率が変わります。
育児休業給付金の計算式(2026年)
育休開始〜180日目まで
給与の約67%
賃金日額 × 67% × 30日
181日目〜1歳まで
給与の約50%
賃金日額 × 50% × 30日
賃金日額の計算方法:育休開始前6ヶ月間の給与総額(賞与除く) ÷ 180日
2026年の上限・下限:賃金日額の上限は15,690円・下限は2,869円(令和7年7月31日まで)
月給別・育児休業給付金シミュレーション(1ヶ月あたり)
| 月給 | 180日目まで(67%) | 181日目以降(50%) |
|---|
| 15万円 | 約10.1万円 | 約7.5万円 |
| 20万円 | 約13.4万円 | 約10万円 |
| 25万円 | 約16.8万円 | 約12.5万円 |
| 30万円 | 約20.1万円 | 約15万円 |
| 35万円 | 約23.5万円 | 約17.5万円 |
※概算です。賞与・交通費などは含まれません。正確な金額は会社担当者または加入するハローワークにご確認ください。
育休中は社会保険料も免除されるので、手取りベースで見ると「67%より多くもらえている感覚」があります。私は月給22万で育休に入りましたが、社会保険料免除分を含めると実質7〜8割近い収入感覚でした。出産前に一度試算しておくと家計の見通しが立てやすいですよ。
育児休業給付金の申請の流れ|初回手続きを5ステップで解説
育児休業給付金の申請は、原則として会社(事業主)がハローワークに対して行います。ただし、本人が直接ハローワークに申請することも可能です。手続きの流れを確認しておきましょう。
初回申請の流れ(5ステップ)
STEP 1育休取得の意向を会社に伝える(育休開始の1ヶ月前まで)会社の人事・総務担当者に育休取得の申し出をします。このとき「育児休業給付金の申請もお願いしたい」と一緒に伝えておくとスムーズです。
STEP 2会社が申請書類を準備する会社側が「育児休業給付受給資格確認票・(初回)育児休業給付金支給申請書」と「雇用保険被保険者休業開始時賃金月額証明書」を用意します。書類はハローワークまたは厚生労働省のサイトからダウンロード可能です。
STEP 3本人が必要書類を会社に提出する申請者(本人)が会社に提出するものは以下のとおりです。
・マイナンバーカードまたは通知カード
・振込先の通帳・キャッシュカードのコピー
・母子健康手帳(子の出生日確認のため)のコピー
STEP 4会社がハローワークに書類を提出する初回申請の期限は育休開始日から4ヶ月が経過した日が属する月末まで。例えば育休開始日が8月8日なら、4ヶ月後の12月7日が属する月末(12月31日)が期限です。
STEP 5審査後、給付金が振り込まれる書類に不備がなければ申請からおよそ2〜3週間後に振り込まれます。初回申請では2ヶ月分がまとめて支給されます。
私は産休に入る前に、人事の担当者さんに「育休給付金の手続きもよろしくお願いします」と一言伝えておきました。そのおかげで書類のやり取りがスムーズで、育休に入ってから自分でバタバタすることがなかったです。事前のひと声が大事!
2回目以降の申請方法|2ヶ月ごとに継続申請が必要
育児休業給付金は育休期間中、2ヶ月ごとに継続して申請が必要です。申請を忘れると給付が止まることがあるため注意しましょう。
2回目以降の申請の流れ
1.ハローワークから「育児休業給付金支給決定通知書」が届く→次回の申請期限が記載されている
2.会社が「育児休業給付金支給申請書」と「賃金台帳・出勤簿」をハローワークに提出
申請期限を過ぎてしまった場合
2年以内であれば遡って申請できます。育休期間が長くなっても、申請期限(支給単位期間の末日の翌日から2年)を過ぎなければ受け取れます。ただし早めの申請が確実です。
育休を延長したい場合の申請方法|保育所に入れなかったとき
子どもが1歳になっても保育所に入れない場合などは、育休と給付金を最長2歳まで延長することができます。ただし2025年4月から延長申請の要件が厳格化されたため、手続きに注意が必要です。
延長できる条件と延長期間
1歳→1歳6ヶ月保育所等に申込したが入所できない・配偶者が病気等で養育困難な場合など
1歳6ヶ月→2歳1歳6ヶ月時点でも同様の事情が継続している場合
延長申請に必要な主な書類
・市区町村発行の「入所保留通知書(入所不承諾通知書)」(保育所の利用申込をした証明)
2025年4月からの厳格化ポイント
「職場復帰を目的とした保育所申込み」であることをハローワークが確認するようになりました。認可外保育所のみへの申込み・申込日が1歳の誕生日以降の場合は延長対象外になる可能性があります。早めに認可保育所へ申し込んでおきましょう。
育児マップ|保育所・子育て支援情報をまとめてチェック
パパも育児休業給付金をもらえる?パパ育休の申請方法
育児休業給付金は男性(パパ)も受け取れます。雇用保険に加入していて要件を満たせば、ママと同じ計算方法で給付が受けられます。
パパが取得できる育休・給付金の種類(2026年)
産後パパ育休(出生時育児休業)
子の出生後8週間以内に最大4週間(2回に分割可)取得できる制度。給付率は最大実質100%近くになる場合も(出生後休業支援給付金との合算で)。通常の育休とは別に取得可能。
通常の育児休業(パパ・ママ育休プラス)
両親ともに育休を取得する場合、後から取得した方は子が1歳2ヶ月になるまで育休・給付金を延長できます(パパ・ママ育休プラス制度)。
パパの育休給付金の申請手続きも、基本的にママと同じ流れです。会社の担当者に早めに相談しましょう。
僕も2人目のとき産後パパ育休を2週間取りました。給付金があると「収入がゼロになる」という不安がなくなって、気持ちよく育休に入れました。パパも遠慮せず申請してほしいです。会社への申し出は早めがマナーです!
育児休業給付金に関するよくある質問
Q. 育休中に少し仕事をしても給付金はもらえますか?
支給単位期間(1ヶ月)中の就業日数が10日以下(または就業時間80時間以下)であれば給付金は支給されます。ただし、就業日数が10日を超えると支給されなくなります。育休中に在宅ワークなどをする場合は会社の担当者に確認を。
Q. 育児休業給付金に税金はかかりますか?
かかりません。育児休業給付金は非課税です。また育休中は社会保険料(健康保険・厚生年金)も免除されるため、手取りベースでは給付率以上の収入感覚になることが多いです。
Q. 育休明けに退職した場合、給付金を返還する必要はありますか?
育休終了後に退職した場合、すでに受け取った育児休業給付金を返還する必要はありません。ただし「育休を取得するつもりがなかった(最初から退職目的だった)」と認定される場合は問題になることがあります。
Q. 自分で直接ハローワークに申請することはできますか?
可能です。ただし申請書には事業主の証明欄があるほか、賃金台帳・出勤簿など会社が管理する書類が必要となるため、会社との連携は必須です。会社経由での申請が手続き上スムーズなケースが多いです。
Q. 2人目の育休でも育児休業給付金はもらえますか?
もらえます。ただし2人目の育休開始時点で「育休開始前2年間に11日以上働いた月が12ヶ月以上」という要件を確認してください。1人目の育休期間中は働いていないため、3〜4年前まで遡って計算することがあります。不安な場合はハローワークに確認を。
Q. 育児休業給付金はいつ振り込まれますか?
申請書類の提出後、書類に不備がなければ2〜3週間程度で振り込まれます。初回申請では2ヶ月分がまとめて支給されるため、育休開始直後から2〜3ヶ月は無収入期間が続くことになります。産休前に生活費3ヶ月分を貯蓄しておくのがおすすめです。
出産準備チェックリスト|育休前にやることリストも確認しよう
まとめ:育児休業給付金は「早めの準備」と「申請忘れゼロ」が鉄則
育児休業給付金は、育休中の生活を支える大切な制度です。「申請は会社任せ」でも大丈夫ですが、自分でも流れを把握しておくことで、書類の不備や申請漏れを防げます。
3回育休を取って思うのは、「お金の心配がないと育児に集中できる」ということ。給付金をしっかり受け取って、余裕を持って赤ちゃんと向き合える環境を作ってほしいです。制度はフルに活用してOKです!
この記事のまとめ
・育児休業給付金は雇用保険の制度。産後57日目(育休開始日)から支給
・条件は「雇用保険加入」+「育休開始前2年間に11日以上働いた月が12ヶ月以上」
・支給額:最初の180日は給与の約67%、以降は約50%
・申請は原則会社経由でハローワークへ。2ヶ月ごとに継続申請が必要
・初回申請期限は育休開始から4ヶ月後の月末まで
・保育所に入れない場合は最長2歳まで延長可能(2025年4月〜手続き厳格化)
・パパも受給OK。産後パパ育休(出生時育児休業給付金)も活用しよう
※この記事は2026年4月時点の制度内容をもとに作成しています。制度は変更になる場合があります。最新情報はハローワークまたは会社の担当部署にご確認ください。
この記事を書いた人

ゆたぽん
3児のママ・育児グッズ研究家
3人の子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児の情報をわかりやすく発信しています。
ABOUT ME
私自身が第一子を授かるまでに妊活に悩み、不安な妊娠初期を乗り越えて、現在は3児の育児に奮闘中です。
運営者のゆたぽんは、
医療事務や、難関の
医薬品登録販売者、調剤事務の資格を保持しています。ママとしての実体験だけでなく、医療や薬の基礎知識に基づいた「安心できる情報」をお届けすることを大切にしています。
頑張っているママが「少し前向きになれた」と思えるような、信頼感のあるサイトを目指しています。