出産が怖い…その気持ちは自然です|妊娠後期に増える不安と、心を守るヒント

「出産が近づくほど怖くなる」その気持ち、あなただけじゃありません
妊娠後期。お腹の赤ちゃんはすくすくと育ち、いよいよ“その日”が近づいてくる。
喜びと同時にやってくるのが、「出産が怖い」という感情です。
「痛みに耐えられるかな?」「無事に産めるかな?」「私は本当に母親になれるの?」
その不安は決して弱さではなく、命と向き合う覚悟が芽生えている証です。
出産への恐怖の正体とは?
妊婦さんが出産に不安を感じる理由は、決して1つではありません。
- 陣痛の痛みへの恐怖
- 分娩の進み方がわからない不安
- 医療的なトラブルのリスク
- パートナーや家族が頼りにならないかもしれない不安
- 産後の生活が想像できず、プレッシャーが強まる
このように、「見えない未来」への恐れが、心の奥でじわじわと広がっていくのです。

「怖い」は、あなたが真剣に命を迎えようとしている証
妊娠後期になると、自然と赤ちゃんのこと・自分の体のこと・家族のことを現実的に考えるようになります。
その中で湧き上がってくる不安は、あなたが“母になる準備”をしている心の声です。
だから、「怖い」と思う自分を責めないでください。それは、あなたの強さそのものなんです。
出産が怖い気持ちを和らげる3つの方法
1. 情報は“ほどほどに”取り入れる
体験談や動画を見すぎて、かえって不安が増えることも。
信頼できる情報だけを、必要なぶんだけ取り入れましょう。
2. 「今できる準備」に集中する
入院グッズの確認や、産院のシステム、陣痛が来た時の行動など、自分がコントロールできることに目を向けると不安が軽くなります。

3. 不安を“そのまま話す”だけでもOK
信頼できる人、助産師さん、SNS、そしてらびでも構いません。
言葉にすることで、心は少しずつ落ち着いていきます。

そっと心を支える、出産前のおすすめアイテム
まとめ|「怖い」と思う心ごと、大切にしていい
出産が近づくにつれて、期待よりも先に不安や恐れが心を支配してしまう。
それは、母としてごく自然な感情であり、何もおかしなことではありません。
「無事に産めるだろうか」
「痛みに耐えられるかな」
「ちゃんと赤ちゃんに会えるかな」
そのすべての想いの根底には、「大切な命を守りたい」というまっすぐな気持ちがあります。
怖いと思えるのは、それだけ真剣に「命」と向き合っているから。
だからこそ、「私は弱い」と責めるのではなく、
「私は命に対して誠実なんだ」と、自分を誇ってほしいのです。
出産は確かに、簡単なことではありません。
でも同時に、それは人生で一番「強さ」が試される瞬間であり、最も深い「愛」に出会う時間でもあります。
不安でいっぱいなあなたが、それでも「がんばろう」と思える日が来たなら、
その一歩一歩が、赤ちゃんと過ごす明日へとつながっていきます。
大丈夫。怖い気持ちがあるままでも、あなたは立派にママになれます。
そしてその日、あなたはきっと、こう思うはずです。
「あの時、怖かったけど――乗り越えた私、本当にがんばったね」
