【妊娠中にたばこを吸ってしまった…】赤ちゃんへの影響と今からできる対策

妊娠に気づく前にたばこを吸っていた…そんな不安を抱える方は決して少なくありません。
この記事では、妊娠中の喫煙が赤ちゃんに与える影響と、今からできる対策についてわかりやすく解説します。
妊娠中の喫煙が赤ちゃんに与える影響
たばこに含まれるニコチン・一酸化炭素・タールなどの有害物質は、血流を悪化させ胎盤を通じて赤ちゃんにも届きます。その結果、以下のようなリスクが高まるといわれています。
- 流産・早産のリスク
- 低出生体重児(2,500g未満)
- 胎盤早期剥離
- 新生児突然死症候群(SIDS)
また、受動喫煙(周囲の人のタバコ)も同様にリスクがあるため、家庭全体での禁煙対策も重要です。
妊娠に気づく前に吸っていた場合は?
妊娠0週〜4週(多くの方が妊娠に気づく前)は、胎児の着床が完了する時期。
この時期にたばこを吸っていたとしても、必ずしも悪影響が出るとは限りません。
大切なのは「気づいた今からやめること」です。今後の妊娠期間をどう過ごすかが、赤ちゃんの健康に大きく関わります。
どうしてもやめられない…そんな時の対処法
長年の喫煙習慣は、意思だけで完全に断つのが難しい場合もあります。そんな時は、以下のようなサポートを利用してみましょう。
受動喫煙にも要注意
妊娠中は、他人のたばこの煙(受動喫煙)にも敏感になる必要があります。
- 家族や職場の喫煙環境を見直す
- 衣服や髪に残る「三次喫煙」にも配慮
赤ちゃんを守るために、ママだけでなく周囲の人の協力も欠かせません。
葉酸で栄養サポートを
妊娠中にとくに必要とされる栄養素のひとつが葉酸です。葉酸は、赤ちゃんの神経管閉鎖障害リスクを下げるために必要な栄養素であり、喫煙の影響で不足しやすくなります。
そのため、妊娠初期には積極的にサプリなどで補うのが推奨されています。
まとめ|今からできることを少しずつ
「吸ってしまったからもう遅い」と思わず、今から行動を変えることが何より大切です。
- 喫煙のリスクを知る
- 禁煙をサポートする環境を整える
- 体と赤ちゃんにやさしい習慣を身につける
自分を責めすぎず、赤ちゃんと一緒に前向きな妊娠生活をスタートしましょう。