【妊活初心者向け】基礎体温の正しい測り方と記録のコツ

「妊活を始めたら、まずは基礎体温をつけましょう」と聞くけれど、
実際にどんな風に記録するのか、どこまで正確に測ればいいのか、迷うことも多いですよね。
この記事では、基礎体温の正しい測り方・記録のコツ・妊活への活かし方まで、初心者向けにやさしく解説します。
さらに、以下の図解イラストを使って「すぐに実践できるように」サポートしています。
基礎体温って何?どうして必要なの?
基礎体温とは、朝起きてすぐ、体を動かす前の体温のこと。
女性の体は月経周期にあわせて体温が変化し、排卵やホルモンバランスの目安になります。
- 低温期:生理後〜排卵日まで
- 高温期:排卵後〜次の生理まで
妊活においては、排卵日を予測するために、基礎体温の変化を読み取ることが大切です。

基礎体温の測り方|準備するものと測定ルール
基礎体温は、「婦人体温計」を使って測ります。一般の体温計では小数点第1位までしか測れませんが、婦人体温計は小数点第2位まで測れ、微細な体温の変化を記録できます。
測る時間帯と姿勢
以下が正しい測定手順です。

- 朝、目覚めて体を動かす前にすぐ測る
- 布団の中で安静にした状態で測定する
- 同じ時間帯(6〜7時など)で習慣化する
- 舌の裏(舌下)に体温計を当てて測定
毎日続けるポイント|基礎体温の記録方法
測った体温は、ノートやアプリに記録して、体温の上下をグラフにしていきましょう。
記録のコツは以下の4つです:

- 毎日、同じ時間帯に測定
- 起床直後に布団の中で測る
- 記録は忘れないうちにその場で
- 体調の変化(睡眠不足・風邪など)もメモ
グラフ化することで、自分の体のサイクルが見えてきます。
「今が排卵期」「妊娠の可能性があるかも」などのヒントにもなります。
基礎体温からわかること
毎日記録を続けると、基礎体温のグラフから以下のような変化が見えるようになります。
- 体温が下がって上がるタイミング → 排卵日の可能性
- 高温期が10日以上続く → 妊娠の兆候の可能性
- 体温がガタガタ → ホルモンバランスが乱れているかも
ただし、体温の変動には個人差があります。グラフが完璧でなくても落ち込まず、自分の体の傾向を知ることが第一歩です。
よくある質問Q&A
Q. 朝測るのを忘れた日はどうする?
測定時間がずれた日や測り忘れた日は、そのまま空欄にしてOK。
無理に記入すると正確なグラフにならないので、1日抜けても気にしないで大丈夫です。
Q. 基礎体温がガタガタで安定しません
寝不足・風邪・ストレスなど、生活習慣の影響でも体温が乱れることがあります。
グラフに「理由(寝不足・夜更かし等)」をメモしておくと、後で振り返るときに役立ちます。
Q. アプリと紙のどちらがいい?
どちらでも構いませんが、初心者には紙の基礎体温表がおすすめです。
手書きで記録すると「体調の変化」に気づきやすく、習慣化しやすくなります。
Q. 高温期が短いのは異常?
黄体機能不全の可能性もありますが、数ヶ月続けてみて様子を見るのが先決です。
気になる場合は、婦人科で相談するのが安心です。
基礎体温をつける習慣を身につけよう
妊活において、基礎体温の記録は「自分の体を知るための手帳」のような存在です。
毎日たった1分の習慣が、将来の妊娠のヒントになります。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、体温の変化や排卵のリズムがつかめるようになると、「妊娠に近づいている」実感がわいてくるはずです。
小さなことの積み重ねが、大きな自信につながります。
続けるための3つのコツ
- 体温計は枕元に置く:すぐ測れるようにスタンバイ
- アラームで習慣化:決まった時間に鳴るように設定
- 記録できた日は○印など小さなご褒美を
完璧じゃなくても大丈夫。「続けること」こそが成功への第一歩です。
基礎体温を付ける習慣
- 基礎体温は妊活の第一歩!毎朝同じ時間に測る習慣を
- 婦人体温計で正確に測定し、記録はなるべく早く
- 排卵日・ホルモンバランスの目安として使える
- 最初はうまくいかなくても、気にせず続けることが大切
これから妊活をはじめる方は、今日からぜひ「基礎体温をつける習慣」を始めてみてくださいね。
妊活中の不安を和らげる!基礎体温記録の「気楽な考え方」
そもそも基礎体温は「絶対的なもの」ではなく、あくまで“目安”です。多少のズレや変化があるのは当然。以下のように、あまり深刻に捉えすぎない工夫も取り入れてみましょう。
- グラフは“傾向”をつかめればOK
排卵がある人でも高温期が徐々に上がるタイプや、ガクンと一気に上がるタイプなど、パターンはさまざま。細かいギザギザにとらわれすぎず、「低温期→高温期に切り替わっていればOK」くらいの感覚で十分です。 - ストレスが排卵にも体温にも影響する
ストレスや緊張によって、排卵のタイミングがズレたり、高温期が短くなったりすることがあります。完璧なグラフを目指してピリピリするより、多少ガタついても「ちゃんと測ってる私えらい!」と自分を褒めてあげる方が、妊活にはプラスです。 - 時には“数日測らない”選択もアリ
気分が沈んでいるときや、旅行中などはあえて基礎体温を休むのも手。リフレッシュすることで体調も安定し、排卵がスムーズになることも。継続することは大切ですが、「休んでもいい」ことを知っておくと気が楽になります。
妊活におすすめの基礎体温計|選ぶポイントと人気モデル
妊活を始めるとき、できれば「婦人用電子体温計」を選ぶのがおすすめです。一般的な体温計と違い、婦人体温計は小数点第2位までの微細な変化を測定できるため、排卵日の予測や体調の把握に役立ちます。
中でも人気なのが、オムロンの「MC-652LC」シリーズ。下記のような特徴があります。
- わずか10秒で検温完了(予測式)
- 舌下で簡単に測定でき、忙しい朝でも手軽
- 測定データは自動で記録・グラフ化(アプリ連携対応)
- バックライトつきで暗い部屋でも見やすい
忙しい日々の中でも、「毎日つける」が続けやすくなる体温計です。妊活を始める方へのプレゼントにもぴったりです。
妊活ノート・アプリを使った記録の工夫
記録は紙のノートでもスマホアプリでもOK。大切なのは、「自分が見やすくて、継続しやすい方法」を選ぶことです。
- 紙の妊活ノート:手書きの温かみと安心感
毎日の体温・体調・気持ちなどを自由に書ける妊活ノートは、後で見返したときに「この時つらかったな」「でも頑張ってたな」と振り返りやすく、メンタル面の支えになることもあります。市販の妊活ダイアリーも便利です。 - アプリ:自動でグラフ化、排卵予測も
スマホアプリなら、入力するだけで自動的にグラフが作成され、排卵日や生理予定日も予測してくれるので便利。以下のような妊活向けアプリが人気です。
- ルナルナ
- Flo
- ラルーン
- Clue
ただし、アプリの予測はあくまで目安。体の変化を実感するためには、自分自身の感覚+記録のセットが大切です。
基礎体温が妊娠のサインになることも
妊娠したときの初期兆候として、高温期が14日以上続くことがあります。これは、着床後に分泌される「黄体ホルモン」が体温を高く保ち続けるためです。
- 高温期が続く=妊娠の可能性あり
生理予定日をすぎても体温が高いままなら、「もしかして…」というサイン。妊娠検査薬を試す目安にもなります。 - ただし、確定診断ではない
一方で、高温期が14日以上あっても生理がくることもありますし、妊娠していても体温が不安定な人もいます。あくまで「兆候のひとつ」として捉えるのが◎です。
基礎体温記録は“未来の赤ちゃんとの対話”
毎朝眠い目をこすって体温計をくわえるのは、地味で面倒な作業。でもその積み重ねは、自分の体を理解し、未来の命を迎えるための大切な準備になります。
そして、将来妊娠できたとき、これまでの記録はわが子に会うまでの“軌跡”として宝物のように感じるはずです。
焦らず、無理せず、今日の自分を大切に。
「妊活は頑張りすぎなくていい」――そんな優しさを忘れずに、記録を続けてみてくださいね。
※この記事は一般的な情報をもとに作成しています。
実際の検査や治療については、専門の医師にご相談ください。
妊活中に摂りたい葉酸サプリ
妊娠初期に必要な栄養素をしっかり補いたい方には、葉酸サプリがおすすめ。赤ちゃんの神経管の形成をサポートすると言われています。
妊活中におすすめ排卵日検査薬
排卵検査薬は、排卵の直前に分泌が増える「LH(黄体形成ホルモン)」を尿から検出し、排卵のタイミングを予測するアイテムです。陽性反応が出た日とその翌日が、もっとも妊娠しやすいタイミングとされています。







