【妊婦の貧血対策におすすめの食べ物】鉄分を美味しく摂ってフラつき・息切れを防ごう

妊娠中に「立ちくらみ」や「息切れ」が増えた…そんな悩みはありませんか?
それ、実は鉄分不足による貧血かもしれません。
妊婦さんの約4〜5割が貧血を経験すると言われており、ママだけでなく赤ちゃんの健康にも関わる大切なテーマです。
この記事では、妊娠中の貧血の原因や症状、そして毎日の食事で無理なく鉄分を摂るためのおすすめ食材をわかりやすく解説します。
妊娠中に貧血が起こりやすい理由
妊娠中は赤ちゃんへ酸素や栄養を送るため、血液量がぐんと増加します。
その結果、血液が「水っぽく」なり、赤血球の濃度が薄まって「生理的貧血」が起こりやすくなります。
特に注意したいのは、以下のような症状が出ているとき:
- 立ちくらみ・めまい
- 動悸・息切れ
- 疲れやすい・だるい
- 顔色が悪い・唇が白っぽい
こうした症状が続く場合は、早めに病院で相談しましょう。
鉄分には2種類ある?
鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。
種類 | 吸収率 | 含まれる食材 |
---|---|---|
ヘム鉄 | 約15〜25% | レバー、赤身肉、マグロ、カツオ |
非ヘム鉄 | 約2〜5% | 小松菜、ひじき、大豆、納豆、プルーン |
吸収率は「ヘム鉄」が高めですが、どちらもバランスよく摂ることが大切です。
妊婦さんにおすすめの鉄分が摂れる食べ物
以下に、毎日の食事に取り入れやすい鉄分豊富な食材をまとめました。
- レバー類:鶏レバーはクセが少なく、加熱も簡単
- 赤身の肉・魚:牛もも肉、マグロ、カツオなど
- 小松菜・ほうれん草:非ヘム鉄でもビタミンCと一緒に摂ると吸収率UP
- 大豆製品:納豆、豆腐、おから、きなこなど
- ひじき・海苔:鉄+カルシウムも一緒に摂れる
- プルーン・レーズン:手軽に食べられて間食にも◎
ビタミンC(ピーマン、いちご、柑橘類など)を一緒にとると、非ヘム鉄の吸収率が高まります。
食事だけで足りないときは?
妊娠中期〜後期は1日15mg以上の鉄分が必要と言われており、食事だけでは不足しやすい場合も。
そんなときは、鉄分入りの葉酸サプリを取り入れるのも効果的です。
まとめ|鉄分は「赤ちゃんのため」にもなる栄養
貧血はママの体調に影響するだけでなく、赤ちゃんの発育にも関わります。
日々の食事に少しずつ鉄分を意識して取り入れて、元気なマタニティライフを過ごしましょう。